次の DEMO を見にいく
企業分析

三井住友銀行 -”The体育会系”を体現する緑の巨人-

三井住友銀行_アイキャッチ
yutaka.rev

みなさん、こんにちは。ゆー(You)です。
本日は日本三大メガバンクの一角、三井住友銀行のレビューです。
本日のポイントはこちら。

三井住友銀行のポイント

1.トップ自ら体育会系のスピリットを体現する、金融業界の巨人

2.良好な財務体質

3.本店は超一等地。大手町駅直結、皇居和田倉濠からの圧巻の眺め

1.トップ自ら体育会系のスピリットを体現する、金融業界の巨人

本記事は2024年度統合報告書(https://www.smfg.co.jp/gr2024/pdf/2407_ird_00.pdf)をレビューしております。(三井住友銀行の統合報告書がSMBCグループでの統合報告書のため、同グループでレビューとなります。)

トップメッセージ

突き抜ける勇気。

まさしく、体育会系の雰囲気漂う、トップの言葉。中島CEOのメッセージとして激烈に、猛烈に仕事に取り組も、チャレンジしよう!そんな思いが伝わってきます。
中島氏の学生時代にラグビー選手としてゲームプレイする写真も添えられており、トップ自らが同行が体育会系であり、厳しい・強い組織であることが伝わってきます。目指す姿として”「最高の信頼を通じて、お客さま・社会とともに発展するグローバルソリューションプロバイダー」に尽きる”と述べられており、メガバンクとして全世界を股にかけた、金融業界のトップランナーとして強いプライドがうかがえます。

また同グループの中長期ビジョンとして、以下のような施策を展開し、金融業界のトップランナーとしての充実した事業展開を繰り広げています。
・顧客に価値あるサービスを提供し、株主価値を高め、従業員にとってやりがいのある職場を作り出し、持続可能な社会に貢献
・デジタルイノベーションの観点から「Olive」や「社長製造業」などの取組み
・サプライチェーン金融や従業員エンゲージメントのためのデジタルプラットフォーム
パートナーシップや新規事業を通じて従来の金融サービス以外の事業展開
など、多様な打ち手を講じていることが伺えます。


また興味を引いたのは同行のリスクマネジメントです。広い視点としてSMBCグループの経営上特に重大なリスクをTOPリスクと定義して、対応を考慮しています。具体的にはSMBCグループでは以下事業リスク(シナリオ)を考慮し、経営の観点からリスク対応の検討・考慮していることが流石の印象を与えます。

トップリスクシナリオ例
世界的な景気後退・クレジットサイクル後退や中国経済低迷等による世界的な景気後退
金融市場の急変、外貨調達環境悪化・主要国の金融政策変更に伴う市場混乱
グローバル金融危機の顕在化・銀行の連鎖破綻やシャドウバンクからの急激な資金流出に伴うグローバルな金融危機の顕在化
日本経済低迷・輸入物価高騰等に伴う景気悪化、円金利上昇に伴う債務調整等の経済への悪影響
日本の財政不安・政府債務利払い費増加や防衛費増大に伴う財政悪化による日本売り顕在化
米中覇権争い・米中間の政治的な対立や安全保障環境を巡る懸念の高まりによるビジネス環境悪化
ロシア・ウクライナ情勢の緊迫化・戦術核の利用を含むロシアの過激化、NATO 加盟国との偶発的衝突
アジア・中東における情勢不安定化・朝鮮半島情勢緊迫化による有事発生、中東情勢の悪化に伴う資源価格急騰
各国の政治混乱・社会不安定化・米国次期大統領選を巡る社会混乱、中国の政策運営の不透明感継続
深刻な感染症の流行・ヒトへの強力な感染力を有するウイルスや細菌の出現によるパンデミック発生
大規模地震、風水害等の災害の発生・大規模地震・噴火等発生、異常気象や自然災害の増加、自然資本毀損による悪影響
サイバー攻撃への対応不備・当社、サードパーティー・カウンターパーティーへのサイバー攻撃による業務停止や情報漏洩
技術革新による産業構造の変化・金融サービス(フィンテック、デジタル通貨等)の急速なデジタル化による競争力低下
気候変動、自然資本保全等への対応不備 ・GHG 排出削減や自然資本保護等への不十分な対応による風評悪化、座礁資産発生
人権その他社会的課題への対応不備・強制労働、人種差別、ジェンダー問題や働き方改革等への不十分な対応による風評悪化
顧客保護や市場の健全性を損ねるミスコンダクト・従業員の不適切行為や重大な規律違反による行政処分、風評悪化
AML/CFT 態勢整備不備・マネロン・テロ資金供与・拡散金融対策の態勢不備による行政処分、風評悪化
システム障害への対応不備・システム障害等によるお客さまへの悪影響甚大化、風評悪化
規制・監督目線の高まりに対する態勢整備不備・金融監督・規制強化による当社ビジネスへの影響
人材確保困難化・人員数、専門人材不足による業務運営の制約、当社競争力の低下

(https://www.smfg.co.jp/investor/financial/disclosure/fy2023_f02_pdf/fy2023_f02_03.pdfより抜粋。なお、上記は認識している一例にすぎず、他のリスクによって重大な悪影響が発生する可能性も示唆しています。)


上記に紹介した記載以外にも、多数の事業施策を検討しており、見ごたえ抜群の統合報告書をリリースされており、まさしく同行は最強の日本三大メガバンクの一角であるということが伺える内容です。

2.良好な財務体質

三井住友銀行のキャッシュフローについて分析していきたいと思います(同行の公開する有価証券報告書https://www.smfg.co.jp/investor/financial/yuho/2024_pdf/2024_fy_fg.pdfより作成)。

ご覧いただければ分かりますが、圧倒的な強者のキャッシュフローです。
手持ちのお金(現金・現金等価物)が多すぎ(2023年度 60兆超え)、フリーキャッシュフローが誤差のように小さく見えます。(凄い。。。。
なお、2022年度の営業キャッシュフローがマイナスなのですが、2023年度がプラスに転じており、今後の事業展開がどうなるか、注視が必要です。

3.本店は超一等地。大手町駅直結、皇居和田倉濠からの圧巻の眺め

三井住友銀行の本店は大手町駅直結、非常に良好なアクセス性です(東京駅からも、もちろん徒歩圏内)。

(東京メトロ「大手町駅」千代田線改札から)

ナチュラルローソンを過ぎ、銀行への案内が、わかりやすく続きます。

直結するC13a出口を抜けて。。

圧倒的威容の本店ビルに。

本店ビル外景。圧倒的の一言に尽きますね。

そして近くには。。。

和田倉濠(わだくらぼり)

和田倉橋(皇居苑内へ続く。。)

近くに皇居があるという、素晴らしい立地。お昼休み等の休憩・気分転換にもってこいの、好ロケーション。出社が楽しくなりますね。

そんな、三井住友銀行ですが同行HP(https://www.smbc-careers.com/)にて新卒・キャリア採用とも多数の職種で応募をしております。営業・リテール・DXシステム・プロジェクトファイナンスetc.
圧倒的な強い金融組織で大きな仕事をする醍醐味は、格別ではないのでしょうか。
是非考えてみてください!

それでは、本日のレビューはこれまでになります。
本記事を見ていただきありがとうございます。
「適者生存」:厳しい競争社会の現代では、強き者ではなく、環境を変え・適応したもの、変わったものが生き残ります。
常に自分を変えていきましょう!それではまた。



ABOUT ME
ゆー(You)
ゆー(You)
ブロガー/サラリーマン
愛知県出身。名古屋大学大学院を修了し、今は都内で働くサラリーマン。自分自身のサラリーマンとしての経験や転職での経験を踏まえ、就職・転職に関して、企業分析やコラムを皆様にお届け。
モットーは「適者生存」。
厳しい現代社会を生き残るために、日々変わっていきましょう!
記事URLをコピーしました